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北極の葡萄園(引っ越しました) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015-10-12

【1262】Dealv Mare Clos Buzao Pinot Noir Reserve 2012

 

クロ・ビュザオ・ピノ・ノワール・リザーヴ[2012]年

 

 久しぶりのルーマニアピノ・ノワール。今回はヴィンテージが変わって2012。まず、見た目。へたなメルローより黒いんじゃないかと思うほど黒っぽくて不透明、しかも僅かに青紫がかっている。なんだか若いカベルネフランみたいな色だ。そういや、前のこんな事を思ったような気がする。

 

 香りを確かめると、まず梅。梅ジャムだー!その後ろから、ガメイ系もかくやという、チープなお菓子のような甘い香り、それから苺ミルクに転じた。とにかく親しみやすい香りになってきたぞ。

 

 口をつけてみると、ミルキーな口当たりでニュニュっとしている。甘さはあるけれども乳飲料みたくコーティングされているような。で、タンニンは柔らかく、タンニンというよりワインそのものにざらつきがあるみたいな感じで、ある種のキアンティ・クラシコに似たザラザラ感を伴っている。ブルゴーニュ産の典型的な(安)ピノに比べると、「眉毛の濃いワイン」。果実味がしっかりしていて、ヨーグルトめいていて、重いワインではないけれども太めなワインだなと感じる。ピノ系より、出来の良いランブルスコから炭酸を抜いてスティルワイン然とさせたらこうなるんじゃないかというような雰囲気。でも、これが楽しみだったわけだから、もちろんok。飲み進めると、果実味の伸びやかさ、おおらかさに包まれて「しみったれた」ところがないのは本当にありがたい。やっぱりおいしいワインです。

 

 ※二日目。少し酸味が勝ったかな?とと思いきや、それもそれでやっぱり美味い。ちょっと土臭くすらなってくる。これはやっぱり優れてますよ。

2015-10-08

【1260】Cantina Diomede Aglianico del Vulture 2008

 

"現在飲み頃を迎えている極上アリアニコ"【カンティーナ・ディオメーデ】

 

 この赤ワインはイタリア南部・プーリア州のアリアニコ。で、このワインを買った理由は「2008年」というヴィンテージ。安ワインのくせに随分と歳月の経った品じゃないですか。そういうのあまり飲む機会が無いので、やってみることにした。

 

 まず見た目。かなり濃い赤ワインで、透明度が低い。赤紫・青紫というよりは、ひたすら濃い感じ。香りはちょっと汗臭さを帯びていて、遅れてイタリア風の軟膏っぽさが香ってくる。でもキアンティ風ではなく、もう少し線香&梅寄りな香り。汗と合わさって独特なフレーバーと感じる。

 

 口に入れてみると、果実味と苦み、それからコーヒー系の酸味がふわんと口のなかに広がった。ビターチョコレートみたいな甘みも感じられて、最近飲んだどの赤ワインとも方向性が違っている。パンと一緒にやると果実味由来の酸味もあがってくるけれども、この状態でもどこか汗っぽく、野良な雰囲気が漂っている。まずくはないけど、あまり良くない意味で素朴だなー。

 

 ※二日目。素朴な感じがだいぶとれて、汗が鼻につかなくなってきた。こっちのほうがいい。昨日の田舎臭さはちょっと異様だった。

2015-10-07

【1259】Pierre Lamotte Beaujolais-Villages 2012 (ハーフボトル)

 

ピエール  ラモット ボージョレ ヴィラージュ(ハーフ)

 ※リンク先はヴィンテージが異なります

 

 見た目は、薄くて透明感のあるワインレッドワインのなかでは薄くて透明なほう。香りは、ほっこりとした、ガメイ・ボジョレー系にありがちな甘味で、煮豆とキャンディーみたいなやつが来る。で、しばらく香りを確かめていると、レモンみたいな酸味を予感させる香りも混じる。

 

 でも、口にしてみると酸味はあまり極端ではなく、口当たりの柔らかな、甘味もほどほどのワインタンニンもうるさくなく、軽い飲み心地。凄いワインではないけれども、おいしいくて飲みやすい。今日の夕食には煮魚が出てきたけれども、あまり衝突することなく口をあわせることができた。

 

2015-10-01

【1256】Ile la Forge Pinot Noir 2013

 

イル・ラ・フォルジュ・ピノ・ノワール[2013]年

 

 まず見た目。意外と茶色がかっていて、あまり青色っぽくない。ただ、黒っぽさに関しては相当レベルまで黒っぽくて暗い色。香りを確かめると、煮詰めたジャムみたいな香りがするけれども、トーンの高いタイプではない。

 

 で、口に入れてみると、飲み心地は柔らかだけど、タンニンがかなり強い。果実味が凄くてジューシー!すごくジューシーだ!でもって、後味には苦みとタンニンがふっさふっさとやって来る。少し飲み進めると、果実味の甘みが少しとれて、ボルドー産の赤ワインの安物や、安いブルゴーニュにありそうな、少し控えめな甘みに転じてきた。タンニンがふっさふっさしていることもあって、「これって本当にピノ・ノワールなの?」という気がする。あと樽?木?結構きつい。

 

 しのごの言いながら飲んでいくと、だんだんワインの重心が重くなってきて、少し鉄っぽい雰囲気すら宿ってきた。普段呑みとしては十分以上なんだけど、「ピノ・ノワール」に期待するような向きじゃなく、なんかフランスの他の品種に期待するような性質が豊かで戸惑うところはあった。そういう事を考えないなら、優れたワインじゃないでしょうか。

 

 ※二日目。あまり変わらないけれども、金曜の疲れがたまってか、十分に楽しめなかった。これはワインが悪いんじゃなくて自分の体調管理が悪い。反省。

 

2015-09-28

【1255】Chateau Lacoste Garzac 2012

 

シャトー・ラコスト・ガルザック

 

 このワインは久しぶりのボルドー産。

 

 まず見た目。ボルドーワインらしい、ちょっと赤みの強い赤ワイン色だけど、透明度があまり高くないのが特徴。もっと透明度の高いボルドーはたくさんあるわけで、ちょっと目を惹く。香りは、ホッコリとしたお汁粉のような甘さとトーンの高い、お線香……ともまた違ったボルドーにありそうな果実系フレーバー、若干のピーマン、それから杉のような香りを伴っている。煙草も連想したくなる。うまそう。

 

 口に含んでみると、口当たりはとても滑らかでスルスル入ってくる。タンニンはすごく滑らか、酸味はボルドーとして過不足ない程度で、心地良く、期待通り。で、舌の上でちょっとした苦みが感じられて、総体としてかなり上品に感じられる。ワインのボディは、ローヌやら何やらを飲んでいたせいか、相対的には軽いと感じる。軽いけれども存在感はなかなかしっかりしている。ほんのり煙草まで匂ってくるのは、この価格帯としては嬉しい限り。かなり楽しめた。

 

 ※二日目、思ったよりも失速せずにだいたい同じ雰囲気で楽しめた。ラッキーな一本だった。