Hatena::Groupliquor

北極の葡萄園(引っ越しました) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015-09-09

【1246】Wagner Stempel Riesling Trocken 2012

 

ヴァグナー・ステンプル・リースリング・トロッケン 2012

 

 まず見た目。これは普通の白ワインの色。でも香りはぜんぜん違う。すごく澄んだ、「甘いフレーバーを帯びた石灰岩の塊」みたいなやつ。蜜と植物エキスな香りも凄いけど、とにかくこいつは石灰岩している。

 

 で、口に入れると、まず蜂蜜みたいな甘い香りが広がり、その後にキューッともの凄くきつい酸味がやってきた。その酸味と不可分なかたちで石灰岩っぽい石のフレーバーが長く長く続く。これ、ブラインドでシャブリ系と区別できる自信がぜんぜん無い。で、石っぽい香りを貫通して、時折もの凄い植物エキスがぶわーっと顔を覗かせることがあって、かなり頑張っている。

 

 同価格のドイツ産のリースリングと比較して、これは主張もメリハリもしっかりしていて、ちゃんと旨くもあって、良い品だと思った。明日はどうなるだろう?

 

 ※二日目は、ちょっと酸味と植物エキスの整合性みたいなのが甘くなった気がする。初日のほうが良かった。

2015-05-22

【1182】 Dalheimer Kranzberg Huxelrebe Beerenauslese Herrbert Schleicher 2012 (ハーフボトル)

 

ベーレンアウスレーゼ・フクセルレーベ・ニアシュタイン・ダルハイム・ラインヘッセン

 

 このワインは、一応ベーレンアウスレーゼってことで高級甘口路線かな、と思いながらグラスに注いでみると、そんなに黄色っぽくなくて、レモン色みたいな色合いをしている。で、なんと、気泡が立っている!個人的には全然構わないけれども、このクラスのワインで気泡が混じると嫌な顔をする人もいるのかなぁとかちょっと思った。

 

 でも香りを確かめると……梅と蜂蜜と胡椒をかき混ぜたような凄い香りがして、その後、カスタードみたいな猛烈な甘い香りがぶわーん!と漂ってきた。これは素晴らしいですね。香りを嗅いだ段階からスパイシーなピリッピリッ感が漂っていて凄い刺激だ。

 

 で、口に注いでみると、オリエンタルな甘さとキュッとした酸味はあるけれども、糖尿病になりそうな甘さもバッチリ伴っている。旨い!こんなのばかり飲んでいたらあっという間に糖尿病になりそうだけど旨いのは間違いない。酸味と甘みに、スパイシーな風味と若干の苦みが混じっていてなかなか立派な風采で変化もある。びっくりするほど風味のバリエーションが豊かで驚いた。

 

 ちなみに、リンク先によれば、このワインは「フクセルレーベ」という品種でつくられた貴腐ワインだとか。ネットで調べると、新しくつくられた「安い甘口ワインにつくりやすい品種」とも。ついでにドイツワインの品種を色々と見てまわったら知らないことがザクザク見つかって勉強になった。まだまだ知らないことばかり。

 

2015-04-13

【1166】Karl Erbes Urziger Wurzgarten Riesling Spatlese 2012

 

ユルツィガー ヴュルツガルテン シュペートレーゼ 2012 カール エルベス

 

 久しぶりのドイツワイン。このワインは「シュペートレーゼ」クラスと書いてあり、ちょっと疲れた感じだったので甘い飲み物が欲しいと思ってつい手を伸ばしてしまった。抜栓して注ぐと、思ったよりも色は濃くなくて普通の白ワイン色をしている。香りも溌剌としていて若々しい。ちょっとだけ蜜の香りがするけれども、それは後からやってくる感じ。

 

 口をつけてみると……なかなか柔らかく甘い!やんわり、ふんわりと甘くてアスティのような砂糖を押しつけるような甘さとはかなり違う。そして後味の段になると鋭い酸味がスッと降りていく。それでいて、飲む角度?によっては蜂蜜然とした甘さが想起されることもある。香りは辛口風だし、後味の酸味も豊富ながら、こいつはグラスに口をつけるたびに自分好みのちょうど良い甘みがふんわりと口のなかに残って、小柄ながらも立体的な味覚まで楽しめる。なかなかやるじゃないですか。

 

 減点?すべき点があるとしたら、このボトル、微妙に微発砲というか、口のなかに微炭酸なビリビリ感があるところ。「ワイン鑑賞」的にみるなら、たぶんマイナスポイントってことになりそうではある。でも普通に飲むぶんには全然マイナスじゃないし、イタリアの微炭酸ワインに慣れた身の上には、楽しいだけでしかない。十分楽しめるものだった。

 

2014-01-08

【0932】Bree Pinot Chardonnay White (N.V.) (250mlボトル)

 

BREE(ブリー)ホワイト シャルドネ 2011

 

 今回開けるのは、以前に呑んだことのあるドイツ製のスタイリッシュなボトルのワイン。前回はヴィンテージがついていたけれど、今回はヴィンテージ表記が見当たらず、産地も「フランスで摘んでドイツでつくった」とのこと。まあでもいいや、呑んでみようとスクリューキャップをあけて一献。

 

 色はすごく普通の白ワイン。匂いはメロンっぽいやつが優勢で、その後ろから爽やかなフレーバーが匂ってくる。口に入れてみると、やはりメロン優勢、樽優勢で、およそ北国のシャルドネとはかけ離れた感じ。酸が後からキュっと来るけれど、雰囲気的には南国のシャルドネ感が強い。悪い品ではないけれど、期待してた向きとはだいぶ違ったのでちょっとがっかり。

2013-07-26

【0834】Pieroth Blue Burg Layer Schlosskapelle Kabinett 2012

ブルグライヤー・シュロスカペレ・カビネット[2006]ピーロート・ブルー

 ※リンク先はヴィンテージが異なります

 

 久しぶりのドイツワイン、それも青いボトルのやつは最近ずっとご無沙汰。青ボトルというと、シュヴァルツ・カッツェとかを連想するけれども、これはたぶんそういう方面ではないでしょう。

 

 色の第一印象は「意外と金色っぽい」。シュペートレーゼやアウスレーゼならともかく、カビネットならもう少し薄い色をしていそうだけど、こいつは結構金色~山吹色に輝いている。で、匂いをかぐと、甘いカスタードプリンのような匂いをまとった外郭に、水仙や草の茎をイメージするような芯。青々しい(けれども全然嫌な感じではなく、偉そうな)やつがあって力強い。これはおいしそうだ。

 

 口をつけてみると、ちょっとマグネシウムイオンカルシウムっぽい鉱質の強さがあって、幾らか水泡がグラスについている。ダレすぎない程度の甘みがあって、酸味もそれなり、嫌味なところはあんまり無い。暑い季節だけに、たちまち呑んでしまった。