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北極の葡萄園(引っ越しました) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015-06-04

【1189】Scilio Valle Galfina Etna Bianco 2012

 

エトナ・ビアンコ・ヴァッレ・ガルフィーナ

 

 まず、色合いは予想を裏切ってもの凄く黄色い!見た目だけだと、どこかのムルソーもかくやという黄金色をしていて、火山地帯のイタリア白ワインがこんな色をしていると悪くなっているんじゃないかと勘ぐりたくなる。で、香りのほうはイタリア南部白ワインにありそうな石灰や炭酸っぽい香りは控えめで、それより(これまたムルソー的な)蜂蜜クッキー臭のほうが漂ってくる。なにこの造り?

 

 で、口をつけてみると、すごくメロンっぽい&木っぽい……うげぇ、これ、もしかして樽使いまくり?木フレーバーつけまくり?そういう強い風味の後ろ側から、おずおずと酸味とグレープフルーツみたいな果実味が来るんだけど、とにかくくどくて呑みにくい。購入先をチェックすると、「ステンレスタンク発酵」「カリカンテ95%、カタラット5%」とあるから、もっと酸味の強い爽やかなワインを連想しそうなものだけど、とにかく木っぽくてクドクドしていて爽やかさが足りない。これ、もしかして木の枝や葡萄の種をたくさん混ぜちゃっているのかな?同じカリカンテ種でつくられたグルフィの品に比べると、品質の差は歴然。価格差があるからしようがないとはいえ、こっちはちょっと引っかかるなー。

 

 もしかしたら温度が高すぎるのかもと思い、ここから積極的にワインを冷やしていくことにした。冷やせばまぁ……呑めないこともない。けれども今度は妙に水っぽいと感じたりする。くどさは減ったけれども、これもこれでちょっとなぁ。今日のぶんは最後までいまひとつだった。

 

 ※翌日。やっぱりクドいなー。これはいただけない。このワインは2000円を上回っているけれども、それにしては納得できるポイントが見つからず。なんだかいまいちだった。こういうのが出ると、次にエトナビアンコにリトライするのが恐くなってしまう。ちなみにリンク先は購入店舗ではありません。

 

2014-12-21

【1109】Gulfi Carjcanti 2011

 

グルフィ カリカンティ[2011]

 

 このワインは、遠い昔に呑んで以来、ずっと呑んでいなかったシチリア土着品種のもの。シチリア土着品種系のなかでは敷居が高く、現在は3000円超ぐらいで売られていて、しかもこのグルフィ以外はあまり販売していない。今日の夕食がシーフード系で寿司までおまけについてきているので、これに付き添わせることを前提に。

 

 まず見た目。レモン色をしていて濃いほうかもしれないけれども、特徴的なものではない。香りを確かめると、ほんのり蜜の香りが漂うところに、酸っぱそうな花畑系の香りが切り込んでくる。ちょっと米糠を想像させるところもあって、シャルドネ?とか一瞬疑うところも。おいしそうだけど、あんまり土着品種っぽくはない。

 

 口に入れてみると、うおー酸っぱい!ものすごく酸っぱい!口をすぼめたくなるような、レモン系の激しい酸味で目が醒める!もの凄く鉱質風味が強く、ときに大理石を、ときに石灰石を連想させる石っぽさが強烈。河原の石を思わせることもある。鉱質風味が非常に強いワインながら、シャブリとはやっぱり色々と違うような気がする。ヴェルメンティーノ種ほどではないけれども、苦みがよぎることも。費用対高価の点で優れているかどうかはともかくとして、これはこれで面白いワインだった。カンパーニャ州白ワイン達の多くよりはきめが細かいとも。

 

 ※二日目もそんなに印象は変わらないけれども、初日のほうが河原の石っぽさが強かったような気がする。

 

2014-09-01

【1052】Feudo Maccari Nero d'Avola Sicilia 2011

 

ネロ・ダーヴォラ[2011]年 フェウド マッカリ

 

 今日の夕食はアラビアータ春巻き、スープなど。アラビアータにはシチリアワインが似合いそうな気がしたので、ネロ・ダヴォラを選んでみることにした。

 

 見た目は濃くて黒っぽい、不透明な赤ワイン。先日のボルドーのハーフボトルよりもワンランク濃い色合いをしている。匂いを確かめると、線香のような匂いにスミレのような(いかにもイタリアにありそうな)香りが加わっていて、そこに少しイチゴジャムみたいな甘い匂いが混じっている。

 

 口をつけると、甘いジャム風味と苦みが同時にやってきて、そのあとから渋みがついてきた。後味は全体的にはマルっとしていて、酸味だけが軽い余韻を残す。パスタ春巻きに合わせると、苦みがじゅわっとわいてきて、無難に付き合ってくれる。そして飲み進めるにつれて、果実味が豊かなワインだなぁと痛感させられる。フレッシュ。

 

2014-07-22

【1030】Feudo Arancio Inzolia 2012

 

インツォリア 2013 フェウド アランチョ

 ※リンク先はヴィンテージが異なります

 

 このワインは、シチリアの安ワインメーカーのひとつ・フェウド・アランチョのワイン。インソリアは爽やか系でハズレが少ないと思っていたけれど、こいつはいかに。

 

 グラスに注いでみると、意外と黄金色をしていてびっくり。少し緑色に寄った色かもしれないけれど、なかなかのもの。匂いはハチミツっぽい立派なやつに、青々とした爽やかなフレーバーを伴っている。同じメーカーのピノ・グリージョの時にかなり似ている。

 

 口をつけてみると、スカッとした香りが……ん?ちょっとメロンっぽいぞ?瓜系植物のフレーバーがかなり強い。酸味はあるけれども、期待していたようなスカッシュ感には届かない。あれっ?こういう品種だったっけ?思った以上にワインが「重い」。まずくはないし、考えようによっては立派な雰囲気だけど、もっと軽々としたワインを期待していただけに、これにはびっくり。

 

 ※二日目。メロンっぽいフレーバーが吹っ飛んで、軽々とした、ちょっと苦みとハッカのある涼しい飲み物に変化した!絶対二日目のほうがおいしい(なんというか、イタリア白ワインらしいおいしさ)。お見事。

2014-06-15

【1009】AL-Cantata "Muddichi di suli" Nerello Mascalese Sicilia Rosso 2012

 

アル・カンターラ ムディッキ・ディ・スーリ

 

 このワインは、楽天ワインショップ『ワインセラー脇田』撤退に伴い、新しいイタリアワイン調達先を探すうちに見つけた『タルタルーガ』というお店で発見したイタリアワイン。色は、少しオレンジ色がかっていて思ったよりも薄め。匂いは、少しアーモンド臭を伴った、ちょっと面白い果実臭がする。

 

 口に入れてみると、やはりアーモンドっぽさを伴いつつ、苦いサクランボみたいな甘酸っぱさが来た。安物のサントーバンあたりに似ているけれど、こちらは苦みをはっきり伴っているので、両者を混同してしまうことはなさそうな気がした。そして飲み進めていくと、ちょっと埃っぽい感覚と、例のイタリアっぽいスミレっぽさが加わってきてこれまた独特。それでいて、飲みにくいということは微塵もなくて、すいすいと進んでしまう。そんなに凄いワインではないけれど、これはこれで美味いと感じさせるワインだった。

 

 ※二日目。意外とちゃんとしている。やっぱりアーモンドっぽい風味が漂っている。コクは二日目のほうがあるかも。美味いじゃないか。