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北極の葡萄園(引っ越しました) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015-10-08

【1260】Cantina Diomede Aglianico del Vulture 2008

 

"現在飲み頃を迎えている極上アリアニコ"【カンティーナ・ディオメーデ】

 

 この赤ワインはイタリア南部・プーリア州のアリアニコ。で、このワインを買った理由は「2008年」というヴィンテージ。安ワインのくせに随分と歳月の経った品じゃないですか。そういうのあまり飲む機会が無いので、やってみることにした。

 

 まず見た目。かなり濃い赤ワインで、透明度が低い。赤紫・青紫というよりは、ひたすら濃い感じ。香りはちょっと汗臭さを帯びていて、遅れてイタリア風の軟膏っぽさが香ってくる。でもキアンティ風ではなく、もう少し線香&梅寄りな香り。汗と合わさって独特なフレーバーと感じる。

 

 口に入れてみると、果実味と苦み、それからコーヒー系の酸味がふわんと口のなかに広がった。ビターチョコレートみたいな甘みも感じられて、最近飲んだどの赤ワインとも方向性が違っている。パンと一緒にやると果実味由来の酸味もあがってくるけれども、この状態でもどこか汗っぽく、野良な雰囲気が漂っている。まずくはないけど、あまり良くない意味で素朴だなー。

 

 ※二日目。素朴な感じがだいぶとれて、汗が鼻につかなくなってきた。こっちのほうがいい。昨日の田舎臭さはちょっと異様だった。

2015-04-22

【1169】Castello Monaci "Piluna" Primitivo 2012

 

 “ピルーナ”プリミティーヴォ・サレント[2012]年

 

 今日は安いワインが飲みたいと思って、安そうなものを探したらこれが倉庫から出てきた。後で楽天でチェックしたらそんなに激安というほどでもないけれども、プリミティーボってがぶがぶ飲むようなものでしょう。

 

 見た目は不透明で暗い赤ワイン色をしている。青みがかった若い感じは受けないけれども、オレンジ色がかっているような感じはもちろん無い。香りは、ザラメ糖に梅干を入れたような雰囲気からスタート。そこからチョコレート系の甘い感じも漂ってきて、全体として甘そうな雰囲気。

 

 口をつけると、甘い果実味がとても強い。ブドウジュースにビターチョコを加えて、少しタンニンを混ぜたらこんな感じになるのかなというような味わいで、フレンドリーワインだ。で、まあ単純な人でしょうと思いながらお付き合いしていると、ちょっとネギみたいな植物系の雰囲気が意識されるようになって、なかなかのもの。思ったよりは良い感じだった。

 

 ※二日目もあまり表情は変わらず。

2015-04-06

【1163】Pipoli Aglianico del Vulture 2012

 

アリアニコ デル ヴルトゥレDOC・アリアニコ・バジリカータ州

 

 今日の夕食後、おつまみ的にベーコンの野菜炒めがちょっと残ったので、それをあてにして何かワインを選ぼうかなと思って選んだのはこれ。まず、色合いは暗い暗い茶色がかったワインレッドながら、なにげに透明感があって、ワイングラスの底まで見通せるような感じ。濃いけれども濁っているタイプではなかった。香りを確かめると、イタリアっぽいスミレっぽい香り+甘そうなイチゴチョコ臭に、梅系線香のような揮発性の高そうな香りが鼻にスッと入ってくる。後者と前者が時々二層構造みたく匂ってくることも。

 

 口をつけてみると、第一印象は「苦酸っぱい」。アタックがまず苦い。その後に酸味がじわーっと広がってきて、果実味の甘みが実感されるのは三番目。酸味はコーヒーっぽさを帯びていて、後味にマーガリンめいたコクがある。この「苦酸っぱいコーヒー+バター系のコク」はイタリア南部の赤ワインには結構ありがちな展開だったような気がして過去ログを調べてみると、やっぱり似たような感触だったみたい。野菜炒めにはもちろん付き合ってくれた。

 

 ※二日目。酸味がもう少し強くなって、イタリアっぽいスミレ香りも相まって少しモンテプルチャーノ・ダブルッツォぽい要素に変わった。で、こちらのほうがコーヒー&バターがきつくなくて飲みやすい。二日目のほうが好み。

2014-11-29

【1093】I Muri Negroamaro Puglia 2012

 

イ ムリ ネグロアマーロ 2012 ヴィニエティ デル サレント

 

 昨日のサリチェ・サレンティーノに続いて、これまたプーリア州のワイン、ネグロアマーロを選択。価格は殆ど同じぐらいだけに、どのような違いがみられるか楽しみ。

 

 見た目はもう少し青紫色っぽくて、不透明度は段違いに濃い。ネグロアマーロという名前に相応しい感じ。匂いは……少なくとも初手ではあまり感じられない。

 

 口にしてみると、甘酸っぱさが強く、コクや苦みは昨日のサリチェ・サレンティーノに比べると殆ど感じられず、わりと素直に果実味が迫ってくる。ネグロアマーロというと、イタリア語で黒くて苦いワインという意味に聞こえるけれども、言うほど苦くないような……いや、ほんのり苦いっちゃ苦いけれども、それほどのものじゃないなぁ。

 

 ※二日目は、とにかく果実味が強く感じられる展開。素直と言えば素直、単純といえば単純。でもこの価格帯なら、果実味で押してくるワインも悪く無いかも。

 

2014-11-28

【1092】Poggio le Volpi Salice Salentino 2010

 

サリーチェ サレンティーノ ロッソ リゼルヴァ 2010 ポッジョ レ ヴォルピ

 

 このワインは、南イタリアでは結構よく見かける大手・ポッジョ・レ・ヴォルピのワイン。サリチェ・サレンティーノは、確かプーリア州の安ワインだったと思うけれども、あんまり外れた記憶が無い。で、このボトルも安く手に入ったんだけど、こいつの特徴はヴィンテージが2010年であること。この手のワインは、新しいヴィンテージのものばかり引きがちなので、相対的に古いこいつはおいしいとうれしいかな、と思っての抜栓。

 

 色は、やや不透明感を伴った普通の赤ワイン色で、青紫っぽさやオレンジ色っぽさといった偏りは殆ど感じない。匂いを確かめると、まず梅酒っぽい匂いがプワーンと来て、そこからプルーン、お線香へと転じていく。あんまり一般受けしそうな香りでもなければ、イタリア丸出しっぽい香りでもなく、国際品種っぽさともかけ離れている。

 

 口をつけてみると、コーヒーっぽさを帯びた苦みと、そこそこの渋みがふんわりとやってくる。酸味はあるけれども主役ではなくアシスト役という感じで、渋みとコーヒーっぽさの合間からにじみ出るようなジャムっぽい甘さを楽しむほうが大きいような。舌の上に、コーヒー+甘酸っぱい余韻がじんわりと残って、これがなかなかいけている。500mlほど呑んで、残りはパスタ製造に回した。