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北極の葡萄園(引っ越しました) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015-09-11

【1247】Serego Alighieri (Masi) "Vaio Armaron" Amarone Classico 2006

 

アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ ヴァイオ・アルマロン

 

 このワインは、ローマトリマーニで購入してきた、当時日本では購入困難だったアマローネ。ところがこのワイン、先日のワイン貯蔵庫破綻騒ぎに巻き込まれて、ボトルにいくらかアオカビが生える被害にあってしまった。ボトルがカビに覆われた以上、だめになっているか、どちらにせよ保存し続けるには不適と判断し、あけてみることにした。

 

 まず見た目。そこらの赤ワインとは黒さがぜんぜん違う。透明感皆無、やや茶色っぽがかった、恐ろしく黒っぽい赤ワイン。デキャンタした液面比重もいかにも重そうで、どっしりとした感じ。香りはデキャンタしている最中から、もうもうとこみ上げるチョコレートと黒系ベリーを煮詰めたような派手な香りアルコールもたっぷりでクラクラしそう。カビっぽい匂いは……初手では大丈夫。

 

 口に含んでみると、アマローネ(苦いの意味)という言葉どおり、ビターな苦みが炸裂。果実味もあって、後味には意外なほど酸味が来るけれども、ストレートなブドウ系の果実味ではなく、ジャムか何かが酸化してこうなったというような、七面倒な酸味が感じられる。カビ系&雑巾っぽさは……こわごわ点検してみた限り、大丈夫っぽい。でもって、アルコールぶんがとにかく強くて、のどがひりひりするようなところがある。果実味と酸味が最初はガチャガチャしていたけれども、20分ほどするとピントが合ってきて、何かすごいものがリキッドになっているとしか言いようがない味わいになってきた。普段飲んでいる価格半分以下なアマローネ達に比べると、そのピントの合い具合も迫力もけた違い、カンゾウリキュールみたいな風味になることもある。二時間後、まだまだ濃度と集中力と香りの強さは上昇。頑張っているし、酸味が楔のように差し込んでくることもある。いやいや、これはおそろしいワインだ、複雑、力強く、キメも細かい。いいんじゃないでしょうか。

 

 ※二日目。のっけから朽ちた森の木のような凄い香りが漂っている。厚みのある香りだ。

2015-08-22

【1237】Jermann "Vinnae" Ribolla Gialla 2013 (ハーフボトル)

 

【イエルマン】 ヴィナーエ [2013]

 ※リンク先はフルボトルです。

 

 ちょっと繋ぎのワインとしてこれを出す機会があったので記載。

 色は、ごく普通の白ワイン色。香りは初手ではあまり感じない。これってシャルドネ?とか余計な雑念が入る。

 

 でも、飲んでみればやっぱり爽やかで濃いようにみえてくどくない、いつものヴィナーエ節。後味が微妙にピーナッツは言っているあたりも相変わらず。酸味はこないだ飲んだ時ほどきつくない。後味は前回よりもふくよかで酸味に節制が利いていて、苦味と植物系の冴え渡り度合いが高いと感じる。そして呑み進めた時の香りハーブっぽさは微妙にソーヴィニオンブランっぽい。でも、味わいはやっぱりソーヴィニオンブラン系ではなく、シャルドネ……というにはちょっと違ってやっぱりリボッラジャッラっぽいというか、後味ナッツ&ハーバル&爽やか酸味で特有の感じはある。

 

 やっぱりうちの定番。きちんと役割を果たしてくれた。

 

2015-08-15

【1232】Tommasi Viticoltori le Fornaci Lugana 2013

 

https://www.bringabottle.co.uk/compare-prices-for-tommasi-viticoltori-le-fornaci-lugana-doc-75cl.asp

 

 お盆の夕食に珍しい白ワインを出してもらえた。英語系のサイトによると、こいつはヴェローナ近郊・ガルダ湖周辺でつくられたDOC規格のワインらしい。このエリアのワインは当たり外れがあるイメージだけど、果たしてこれはどうなのか。

 

 まず見た目。ちょっと緑色がかった薄い白ワイン香りは初手ではあまり感じられず残念。

 

 ただ口にしてみると、清清しいグリーンな味わいと風味が広がる。苦味は少なめながら、気持ちの良い酸&グリーンな風味と一緒に喉を駆け下りていき味の構成要素として役立っている感じ。これはピノ・グリージョ種かヴェルメンティーノ種でできているのかな?……と思って調べてみると、なんとトレッビアーノ種で出来ているとのこと。いつもハズレばかり引く印象のトレッビアーノなのに、こいつは結構呑めるからびっくり。なんと、おいしいトレッビアーノってあったのか!この品種にありがちな「すぐにダレてワンパターンになる」がこいつには無い。ちょっとかんがえさせられる一本となった。

 

2015-07-11

【1210】Vie di Romans Ciampagnis Vieris Chardonnay 2012

 

ヴィエ・ディ・ロマンス チャンパニス ヴィエリス シャルドネ[2013]

 ※リンク先はヴィンテージが異なります

 

 今回はイタリア北東部・フリウリ系のちょっと良いメーカー、ヴィエ・ディ・ロマンス。このメーカーも高騰中でもうあまり買えないかもしれない。

 

 まず、抜栓すると屑コルクでがっかり……と思ったら、この屑コルクものすごく長いぞ?びっくりするほど長い屑コルクで驚いた。色は普通のシャルドネとして矛盾しない色で、抜栓した瞬間から洋ナシと桃の香りがする。鼻でくんくんやると、こういうのスイカズラ香りっていうのかな?とても清々しい花のような香りと蜜の香りが漂う。

 

 口に入れてみると、上記の風味のほかに、ちょっとプリンスメロン系・瓜系のフレーバーがあって、これはちょっと好みじゃない系統のシャルドネ風味。ただその点を除けば潤いバッチリ・甘みバッチリのシャルドネでバランス良く、だれるでもなく酸っぱいだけでもなく。こないだの南仏のマスのワインに比べると豊満でリッチ、ただしブルゴーニュ高級白ワイン系のタイプではなくちょっとメロン系過ぎていて余り好みではないかも。

 

 ※翌日。もうちょっと切れ味が良いというか、くっきりとした味の輪郭になった。これは二日目のほうがおいしかった。うーん、白ワインの二日目なんてあまり良いものではなさそうだと思っていたけれども。

2015-07-05

【1207】Luigi Righetti Amarone della Valpolicella 2011

 

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ [2011] ルイジ・リゲッティ

 

 見た目は、いくらか不透明な赤茶色がかった液体。ブルネッロあたりを連想するような感じ。香りは、もうもうとしたアルコール臭の向こうから、まず小豆やぜんざいを連想するホッコリ系の甘い香りが漂ってきて、でもそのすぐ後にベリージャム系の濃い果実臭へと変化する。この揮発臭、アルコールというよりローソクや牛乳石鹸に近いのかな?

 

 口に入れてみると、ちょっと煙たくて苦いけれども、まごうことなきベリージャム!でもベリージャムっぽさは煙たさと苦さにくるまれていて、後味はそれらの混合物。以前、このメーカーのアマローネには「ハムのような」肉系の香りがしたけれども、今回はそれはまだ感じない。でもって、とにかく濃い!苦い!そしてビターチョコレート香り立ってきた。やっぱりアマローネはおいしい&力強い。今日はとにかくもパワフルなワインだった。

 

 ※翌日。物凄い森の下草風味。鉄粉のような香り、さらに力強い果実味……というより何だろう、この後味まで続く濃い濃い感じは。値段を考えればかなりのもの、大変リッチで面白いひとときを過ごすことができた。