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北極の葡萄園(引っ越しました) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015-10-05

【1258】Reymos Espumoso de Moscatel (N.V.)

 

スパークリングワイン レイモス【マスカット・オブ・アレキサンドリア 発泡 ワイン スペイン産

 

 このワインは、スペイン産で「カヴァ」とは書かれておらず、「エスプモソ モスカテル」って書かれている。って事は“ただの泡ワイン”ってこと?品種が甘口系のモスカテル・アレキサンドリアというので、軽くて甘い代物だと期待しての抜栓。

 

 まず見た目。ちょっと泡が少ないかもだけど、ゆったりと立ち上っていて、色合いはスパークリングワインとして普通。香りはあまりはっきりしない。口をつけてみると、甘味たっぷりでイタリアアスティスプマンテにとても似ている。品種がほとんど同じなんだから当然か。

 

 味もよく似ていて、とにかく甘くて爽やか、低アルコールな飲み物。それでもそこらのチューハイよりは葡萄っぽさがしっかりしていて、ブドウジュース系の生臭さとは無縁。いつものアスティ達と少し違っているのは、スペインカヴァにありがちな金属感?が幾らか伴っている点。昔、アスティにも金属っぽい感覚を覚えたことはあるので、これがスペイン産特有ってわけでもないんだろうけど。まあ、アスティの互換品として十分にいただけました。

 

2015-10-03

【1257】Etienne Sauzet Puligny-Montrachet Champ Gain 2009

 

正規品2007年バックヴィンテージ入荷エチエンヌ・ソゼ ピュリニー・モンラッシェ...

 ※リンク先はヴィンテージがたぶん異なっています。

 

 まず見た目。これは意外なほど普通の白ワインしていて、ブルゴーニュの一級白としてはかなり薄い。まあ、熟成時間がとれていないせいもあるのかも。ただ、初手から香りは素晴らしくて、蜂蜜の香りからクッキーの成分と桃の缶詰みたいな成分が枝分かれしているような。爽やか系というよりコッテリ系。

 

 口に入れてみると、とにかく豊満で蜂蜜漬けみたいなアタック!すげぇリッチだ!ところが後味は酸味がキュー!っと効いて切れ味すら感じられる。ただ甘くて濃いだけの白ワインとはぜんぜん挙動が違う。みようによってはカレラのシャルドネにも似ているけれど、蜂蜜の濃度のピークと酸味の切れ味の点ではこっちがやはり上のような。それでもって、蜂蜜の甘さと堅さ(そう、蜂蜜がナヨっていなくて堅いのだ)&酸味の清々しさが初手からガチャガチャしていないのはご立派。高価なシャルドネはもうあまり買わないと思っていたけれども、これ飲んじゃうと考えてしまうなー。

 

 1時間も経つと、異様な精気が盛り上がってきて、困っちゃうぐらい元気の出るワインへ。鉱質が非常にしっかりしていて、やっぱり蜂蜜に「堅さ」が伴っているのがとにかく嬉しい。ここまで魅惑的なシャルドネはともかく、堅くて魅惑的なシャルドネはあまり無い。シャン・ガン、いい畑じゃないでしょうか。どうにも美味い、飽きない、ダレない。素晴らしいバランスファイター、若飲みだけど満足度は高かった。

 

 ※二日目。蜂蜜に「堅さ」が伴っているさまは微動だにしない。ちょっと酸味が強く感じられるようになったかも、でも殆ど変わらぬ美味さだった。

 

2015-10-01

【1256】Ile la Forge Pinot Noir 2013

 

イル・ラ・フォルジュ・ピノ・ノワール[2013]年

 

 まず見た目。意外と茶色がかっていて、あまり青色っぽくない。ただ、黒っぽさに関しては相当レベルまで黒っぽくて暗い色。香りを確かめると、煮詰めたジャムみたいな香りがするけれども、トーンの高いタイプではない。

 

 で、口に入れてみると、飲み心地は柔らかだけど、タンニンがかなり強い。果実味が凄くてジューシー!すごくジューシーだ!でもって、後味には苦みとタンニンがふっさふっさとやって来る。少し飲み進めると、果実味の甘みが少しとれて、ボルドー産の赤ワインの安物や、安いブルゴーニュにありそうな、少し控えめな甘みに転じてきた。タンニンがふっさふっさしていることもあって、「これって本当にピノ・ノワールなの?」という気がする。あと樽?木?結構きつい。

 

 しのごの言いながら飲んでいくと、だんだんワインの重心が重くなってきて、少し鉄っぽい雰囲気すら宿ってきた。普段呑みとしては十分以上なんだけど、「ピノ・ノワール」に期待するような向きじゃなく、なんかフランスの他の品種に期待するような性質が豊かで戸惑うところはあった。そういう事を考えないなら、優れたワインじゃないでしょうか。

 

 ※二日目。あまり変わらないけれども、金曜の疲れがたまってか、十分に楽しめなかった。これはワインが悪いんじゃなくて自分の体調管理が悪い。反省。

 

2015-09-28

【1255】Chateau Lacoste Garzac 2012

 

シャトー・ラコスト・ガルザック

 

 このワインは久しぶりのボルドー産。

 

 まず見た目。ボルドーワインらしい、ちょっと赤みの強い赤ワイン色だけど、透明度があまり高くないのが特徴。もっと透明度の高いボルドーはたくさんあるわけで、ちょっと目を惹く。香りは、ホッコリとしたお汁粉のような甘さとトーンの高い、お線香……ともまた違ったボルドーにありそうな果実系フレーバー、若干のピーマン、それから杉のような香りを伴っている。煙草も連想したくなる。うまそう。

 

 口に含んでみると、口当たりはとても滑らかでスルスル入ってくる。タンニンはすごく滑らか、酸味はボルドーとして過不足ない程度で、心地良く、期待通り。で、舌の上でちょっとした苦みが感じられて、総体としてかなり上品に感じられる。ワインのボディは、ローヌやら何やらを飲んでいたせいか、相対的には軽いと感じる。軽いけれども存在感はなかなかしっかりしている。ほんのり煙草まで匂ってくるのは、この価格帯としては嬉しい限り。かなり楽しめた。

 

 ※二日目、思ったよりも失速せずにだいたい同じ雰囲気で楽しめた。ラッキーな一本だった。

2015-09-26

【1254】Domaine Marquis d'Angerville Volnay Clos des Angles 2009

 

ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユ / ヴォルネイ・クロ・デ・ザングル [2009]

 

 今日もまた、ワイン貯蔵庫被災で放り出されてきた気の毒なワインシリーズ。モノはヴォルネの有名ドメーヌのひとつ、ダンジェルヴィーユ。畑名はそんなに凄くないけど、一応一級、しかも2009年。もう、このワインの2009を二度と手に入れることはできないのかと思うと慚愧の念にたえないわけだけど、それでもボトルを空けると心が弾んでしまう。どうしようもないですねー。

 

 まず見た目。期待通りの薄い色。ロゼというほどじゃないけど、淡い朱色に近いカラー。香りを確かめると……おお、少し鰹出汁めいた風味を伴った、トーンの高い香り。ただ、そんなにパワーで迫ってくる感じの第一印象ではない。

 

 で、口に入れてみると、まず甘酸っぱい!ちょっと木っぽいというか、タンニンがガサッとしている感じがする。ボディは超軽量級で、これより軽い赤ワインはかなり探さないと見つからないぐらいだと思う。後味はチェリーっていうより木イチゴぐらいの淡い甘さ。超絶軽量級なダンジェルヴィーユの性質を考えに入れても、初手はヴォルネ一級という感じではないかも。木っぽいのがマイナスに働いているような。いやいや、ダンジェルヴィーユの良年ヴィンテージを、たった6年であけてしまうことがそもそも問題なので、ワインが悪いという前に自分を責めたほうがいいのかも。

 

 ところが二杯目をグラスに注ぐと、華やかな果実味がパーッと炸裂。木っぽさと果実味と鰹出汁が溶け合うような感じになってきて良い雰囲気になってきた。以後もボディは相変わらず軽いけれども、森の下草みたいな風味を伴いつつ、易きに流れず持ちこたえている。さすが、こう来なくては。軽量級なりの美味さ、典雅さは一定ラインを超えていると感じた。つべこべ言っているうちにあまりにも気持ちが良くなってしまい、つい、飲んでしまった。